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『寒い時期の室内には、隠れ脱水のリスクがあります。』

2024.02.05

こんにち皆さん。

一日の寒暖差が原因で体調を崩す方もいるそうですが、
皆さんは大丈夫ですか?

さて、この時期は、寒暖差の他にも気を付けたいことがあります。
それは、『湿度』です。

秋から冬は、湿度が低い時期が続きます。
暖房すると、室内の湿度はさらに低くなります。

湿度が低い部屋には、
・口や鼻の粘膜が乾燥し、身体防御機能が低下する
・皮膚のバリア機能が低下し、痒みや炎症などの皮膚トラブルが起きる
・インフルエンザウィルスの活動が活発になる
・隠れ脱水
などのリスクがあります。

その中で、今日は『隠れ脱水』についてお話しします。

皆さん、
乾燥した部屋に洗濯物を干すと、湿度が高い部屋より乾きやすいですよね。
同じように、乾燥した部屋は身体の水分も奪います。
しかし、寒い時期はのどの渇きに気づきにくく、水分摂取量が減りがちです。
そのため、気付かないうちに脱水状態に陥ってしまうのです。

この状態を『隠れ脱水』といいます。

隠れ脱水の症状には、
・皮膚や髪の乾燥
・口の中のねばつき
・体重減少
・頭痛、めまい、微熱
・便秘、便秘の重症化
・倦怠感
・胃もたれ
・筋肉痛
・足がつりやすい、むくみやすい
・食欲不振
・ぼんやりする、集中力の低下
など、様々な症状があります。

もし、
「寒くなってから体調不良が続いているな…」
「そういえば、最近は意識的に水分補給をしていないな…」
という心当たりがあるなら、あなたも隠れ脱水の状態かもしれません。

隠れ脱水を放置すると、血流が悪くなったり血液が濃くなる恐れがあります。
すると、心筋梗塞や脳梗塞などのリスクも高まります。

毎日を健康に過ごすため、
一日当たり1.5~2リットル程度の水をこまめに飲むようにしましょう。

そして、加湿器や洗濯物などを使って、
室内の湿度が40~60%を維持できるように調整しましょう。

筋肉量が減ると、体内に水を貯めておける量も減るので、
定期的に運動して筋肉量を保ちましょう。

なお、コーヒーや緑茶などのカフェインを多く含む飲料や、
野菜ジュースなどのカリウムを多く含む飲料は利尿作用があります。

アルコールにも利尿作用があることは良く知られていますが、
ビールはカリウムも含んでいるので利尿作用が特に強く、
1リットルのビールを飲むと、1.1リットルの水を失うと言われています。

皆さん、これらの飲料を楽しむ時は、
水分補給量を増やして隠れ脱水を防ぎたいですね。

では、また。

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