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「 寒い時期の安全な入浴法 」

2017.06.29

寒い時期の楽しみといえば温かいお風呂。

  夏は烏の行水なのに、

  冬になると浴室にスマホやタブレットを持ち込んで

  長風呂を満喫する方も少なくないようです。

  ところで皆さんは、

  そんな冬場の長風呂が体に悪いことをご存知ですか?

  今日は、大切な家族の健康を守るために

  寒い時期の安全な入浴法についてお話しします。

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┃ 「 寒い時期の安全な入浴法 」 
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  ■油断禁物

  国立循環器病研究センターの研究により、10~4月頃にかけて

  心筋梗塞の危険性が高まることが判明しました。

  心筋梗塞と言えば高齢者の病気というイメージがありますが、

  最近は発症年齢の若年化が問題となっており、

  35歳以下でも油断は禁物だと言われています。

  その理由の一つとして

  温度差によるヒートショックが心臓の負担を増やすことが

  挙げられます。

  ■冬場に心筋梗塞を防ぐための注意すべき10か条

  1.冬場は脱衣室と浴室を暖かくしておく。

  2.風呂の温度は38~40度と低めに設定。

   熱い湯(42~43度)は血圧が高くなるので危険。

  3.入浴時間は短めに。

  4.入浴前後にコップ一杯の水分を補給する。

  5.高齢者や心臓病の方の入浴中は、家族が声をかけチェック。

  6.入浴前にアルコールは飲まない。

  7.収縮期血圧が180mmHg又は拡張期血圧が110mmHg以上

   ある場合は入浴を控える。

  8.早朝起床時はコップ一杯の水を補給する。

   (睡眠時の発汗で血液が濃縮しているため)

  9.寒い野外に出る時は、防寒着、マフラー、帽子、

   手袋などを着用し、寒さを調整する。

  10.タバコを吸う方は禁煙を。

  ■皆さんのお風呂の温度設定は?

  昨年、リンナイが行った「入浴習慣」に関する意識調査によると、

  入浴時間の全国平均は15.2分。

  冬場の浴槽の温度設定で最も多かったのは42度でした。

  (なんと、51度以上という猛者が0.4%も!)

  安全で健康な入浴法は『40度以下のお風呂に10分』ですが、

  約3割の方は、ヒートショックの危険度が増す

  41度以上のお風呂で温まっています。

  ちなみに、『40度以下のお風呂に10分』の方は

  高温や長風呂を好む方より

  皮膚の乾燥、肩こり、頭痛、便秘、汗かき、薄毛など

  多くの項目において悩む割合が少ないことがわかりました。

  一方、41度以上の高温風呂に入ると、

  高血圧性疾患のリスクが高いことも判明しています。

  脱衣所が寒ければ、そのリスクはさらに増すことでしょう。

  
  皆さんのお風呂の温度設定は何度ですか?

  脱衣所の温度対策は大丈夫ですか?

  
  熱めのお湯での長風呂が習慣になっている方には

  物足りないかもしれませんが、徐々に調整して、

  安全で健康な入浴生活を楽しみたいですね。

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【編集後記】

  ■部屋が寒いと…

  暖かい部屋で過ごしている方は、

  41度のお風呂でも満足感を得られるとか。

  一方、18度未満の室内で過ごす人は

  42度以上のお風呂を好む傾向があります。

  室内の断熱性を高めたり、適切な暖房を行うなどして

  家族の健康管理に努めたいものです。

  それでは次回をお楽しみに!!  (^0^)//~~

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