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「 繰り上げ返済で、どちらを減らす? 」

2017.11.27

■皆さん、こんにちは。

  前回、繰り上げ返済をする前に

  やっておきたいことについてお話ししました。

  設備交換、外壁や屋根のメンテナンス、

  家電や車の買い替え、教育費…。

  全部を合計すると結構な金額になりますよね…。^^;

  ところで、繰り上げ返済をする際は、

  ・返済期間を減らす

  ・返済額を減らす

  のどちらかを選ぶことになります。

  さて、皆さんに向いているのはどちらでしょう。

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┃ 「 繰り上げ返済で、どちらを減らす? 」 
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  ■返済期間を短縮する

  繰り上げ返済する時期が早ければ早いほど利息を減らせるので、

  その分お得感が増します。

  ・メンテナンス費用などの積み立ては順調

  ・予備費の貯蓄は万全

  ・月々の返済額は今のままで問題無い

  ・心理的な負担を少しでも早く減らしたい

  といった方に向いている方法です。

  なお、ボーナス払いを併用している場合、

  ・月払いとボーナス払いの両方に充当して、どちらも期間短縮する

  ・ボーナス払いの分だけ期間短縮する

  のどちらかを選べます。
  
  

  ■月々の返済額を減らす

  転職や教育費の増大などで収支の計画が狂い、

  毎月の返済を負担に感じている方に向いています。
  

  とはいえ、メンテナンス費用や予備費の確保が計画通りに

進んでいないなら、

  繰り上げ返済で月々の返済額を軽減するより、

  手元の資金を増やすことを優先した方が良い場合もあります。

  ■お得感より安心感を

  皆さん、完済時期が定年後に設定されているのなら、

  まずは定年までに完済できるよう、

  『返済期間短縮型』を選んだ方が良いでしょう。

  その後、毎月の返済額を少しでも抑えたい時は『返済額軽減型』を、

  返済額がそのままで問題無い時は『期間短縮型』を、

  家計の状況に合わせて選ぶようにします。

  常に返済期間短縮型を選んだ方が総返済額を減らせますが、

  それが原因で日々の暮らしが困窮しては意味がありません。

  その都度家計をチェックして、

  繰り上げ返済後も安心して暮らせる方法を選びましょう。
 

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【編集後記】

  ■変更もキャンセルもできません

  最近は、シミュレーションサイトやアプリなど、

  手軽に計算できるアイテムが増えて助かりますね。

  ただ、計算結果を見ると、

  少しでも多くの利息を減らしたくなるかもしれません。

  しかし、繰り上げ返済は、一度支払ってしまえば

  後から方法の変更やキャンセルはできません。

  皆さん、もし判断に迷った時は、

  親や知人などではなく、お金の専門家であるFPに相談し、

  正しい知識を得た上で最善の方法を選びましょう。

  

それでは来週をお楽しみに♪

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