「 繰り上げ返済で、どちらを減らす? 」
■皆さん、こんにちは。
前回、繰り上げ返済をする前に
やっておきたいことについてお話ししました。
設備交換、外壁や屋根のメンテナンス、
家電や車の買い替え、教育費…。
全部を合計すると結構な金額になりますよね…。^^;
ところで、繰り上げ返済をする際は、
・返済期間を減らす
・返済額を減らす
のどちらかを選ぶことになります。
さて、皆さんに向いているのはどちらでしょう。
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┃ 「 繰り上げ返済で、どちらを減らす? 」
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■返済期間を短縮する
繰り上げ返済する時期が早ければ早いほど利息を減らせるので、
その分お得感が増します。
・メンテナンス費用などの積み立ては順調
・予備費の貯蓄は万全
・月々の返済額は今のままで問題無い
・心理的な負担を少しでも早く減らしたい
といった方に向いている方法です。
なお、ボーナス払いを併用している場合、
・月払いとボーナス払いの両方に充当して、どちらも期間短縮する
・ボーナス払いの分だけ期間短縮する
のどちらかを選べます。
■月々の返済額を減らす
転職や教育費の増大などで収支の計画が狂い、
毎月の返済を負担に感じている方に向いています。
とはいえ、メンテナンス費用や予備費の確保が計画通りに
進んでいないなら、
繰り上げ返済で月々の返済額を軽減するより、
手元の資金を増やすことを優先した方が良い場合もあります。
■お得感より安心感を
皆さん、完済時期が定年後に設定されているのなら、
まずは定年までに完済できるよう、
『返済期間短縮型』を選んだ方が良いでしょう。
その後、毎月の返済額を少しでも抑えたい時は『返済額軽減型』を、
返済額がそのままで問題無い時は『期間短縮型』を、
家計の状況に合わせて選ぶようにします。
常に返済期間短縮型を選んだ方が総返済額を減らせますが、
それが原因で日々の暮らしが困窮しては意味がありません。
その都度家計をチェックして、
繰り上げ返済後も安心して暮らせる方法を選びましょう。
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【編集後記】
■変更もキャンセルもできません
最近は、シミュレーションサイトやアプリなど、
手軽に計算できるアイテムが増えて助かりますね。
ただ、計算結果を見ると、
少しでも多くの利息を減らしたくなるかもしれません。
しかし、繰り上げ返済は、一度支払ってしまえば
後から方法の変更やキャンセルはできません。
皆さん、もし判断に迷った時は、
親や知人などではなく、お金の専門家であるFPに相談し、
正しい知識を得た上で最善の方法を選びましょう。
それでは来週をお楽しみに♪
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