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【 コツは『少なく、低く、短く』です。 】

2017.08.12

こんにちは、みなさん。

「人生で最大の買い物は?」

と尋ねられた時、真っ先に思い浮かぶ答えは『家』でしょう。

現金で一括払いするのなら正解ですが、

住宅ローンを利用して支払う人にとっての正解は『住宅ローン』です。

住宅ローンの返済方法には

『元利均等返済』と『元金均等返済』の2種類があります。

元利均等返済とは、毎月の『返済額』を一定にする方法です。

長所は、返済額が一定なので計画を立てやすいこと。

短所は、残高の減り方が遅いので総支払額が高くなることです。

元金均等返済は、毎月返済する『元金の額』を一定にし、

それに前回返済から今回までの利息を加算して支払う方法です。

長所は、元金の減りが早いので総支払額を抑えられること。

短所は、

・元金が多いと利息が高いので、支払いの負担が大きい

・返済額に対応できるだけの収入が必要なので、

 審査によっては希望通りの融資を受けられないことがある

ことなどです。

なお、元金均等返済を取り扱っていない金融機関もあるので、

この方法を希望する場合には事前の確認が欠かせません。

ところでみなさん、毎月の返済額を減らす方法として

『返済期間を長くする』というものがあります。

確かに毎月の負担は減りますが、

返済期間が長くなるほど総支払額は増えてしまいます。

例えば、全期間1%の金利で2000万円の融資を受けたとします。

返済期間を35年とすると、毎月の返済額は56,457円。

総支払額は23,711,746円です。

返済期間を5年縮めると、毎月の返済額は64,327円。

毎月の負担は7,870円増えます。

しかし、総支払額は23,157,879円になるので

553,867円の節約ができるんです。

みなさん、この差は大きいですよね。

返済期間を長く設定すれば毎月の返済額が減るので

新築予算を増やすための提案ができます。

施工業者は大喜びです。

同じ金額を融資するとしても、

返済期間が長ければ長いほど支払利息は増えます。

金融業者は大喜びです。

…では、みなさんは?

何だかモヤモヤした気分になりませんか?

住宅ローンを組む際は、業者や金融機関任せにしてはいけません。

目先の支払額に安心し、必要以上の家づくりをするのはお勧めできません。

総支払額を減らすなら

『借りる額は少なく、金利は低く、返済期間は短く』

を意識しましょう。

では、また。

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