【 コツは『少なく、低く、短く』です。 】
こんにちは、みなさん。
「人生で最大の買い物は?」
と尋ねられた時、真っ先に思い浮かぶ答えは『家』でしょう。
現金で一括払いするのなら正解ですが、
住宅ローンを利用して支払う人にとっての正解は『住宅ローン』です。
住宅ローンの返済方法には
『元利均等返済』と『元金均等返済』の2種類があります。
元利均等返済とは、毎月の『返済額』を一定にする方法です。
長所は、返済額が一定なので計画を立てやすいこと。
短所は、残高の減り方が遅いので総支払額が高くなることです。
元金均等返済は、毎月返済する『元金の額』を一定にし、
それに前回返済から今回までの利息を加算して支払う方法です。
長所は、元金の減りが早いので総支払額を抑えられること。
短所は、
・元金が多いと利息が高いので、支払いの負担が大きい
・返済額に対応できるだけの収入が必要なので、
審査によっては希望通りの融資を受けられないことがある
ことなどです。
なお、元金均等返済を取り扱っていない金融機関もあるので、
この方法を希望する場合には事前の確認が欠かせません。
ところでみなさん、毎月の返済額を減らす方法として
『返済期間を長くする』というものがあります。
確かに毎月の負担は減りますが、
返済期間が長くなるほど総支払額は増えてしまいます。
例えば、全期間1%の金利で2000万円の融資を受けたとします。
返済期間を35年とすると、毎月の返済額は56,457円。
総支払額は23,711,746円です。
返済期間を5年縮めると、毎月の返済額は64,327円。
毎月の負担は7,870円増えます。
しかし、総支払額は23,157,879円になるので
553,867円の節約ができるんです。
みなさん、この差は大きいですよね。
返済期間を長く設定すれば毎月の返済額が減るので
新築予算を増やすための提案ができます。
施工業者は大喜びです。
同じ金額を融資するとしても、
返済期間が長ければ長いほど支払利息は増えます。
金融業者は大喜びです。
…では、みなさんは?
何だかモヤモヤした気分になりませんか?
住宅ローンを組む際は、業者や金融機関任せにしてはいけません。
目先の支払額に安心し、必要以上の家づくりをするのはお勧めできません。
総支払額を減らすなら
『借りる額は少なく、金利は低く、返済期間は短く』
を意識しましょう。
では、また。
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