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「 自然災害による家庭内の事故を防ぐために 」 

2018.03.01

 ■皆さん、こんにちは。

 
  ところで皆さんは、

  自然災害をきっかけに発生する製品事故をご存知ですか?

  今日は、NITE(製品評価技術基盤機構)が公表している

  事故の事例や対策についてお伝えします。

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┃ 「 自然災害による家庭内の事故を防ぐために 」 
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  ■事故の件数

  
  昨年までの10年間にNITEに通知された情報によると、

  自然災害発生時に起きた製品事故と、

  ガスや電気が復旧した時に発生した製品事故の合計は55件です。
  

  ちなみに、同時期に発生した、

  非常用グッズの誤った使用や経年劣化による事故は108件です。

  中でも、特に事故件数が多く、重篤な被害が発生したのは、

  「携帯発電機(11件)」「カセットこんろ(55件)」

  「ライター(22件)」の3製品です。

  ■事例

  ・地震発生時、電気ストーブの上からの落下物がスイッチに触れて電源が入り、

   周囲の可燃物が接触したこと、又は放射熱で熱せられたことにより発火し

   周辺を焼損する事故が発生した。(東京都)

  ・付近の電柱に落雷して停電が生じ、

   停電復旧直後にエアコンのスイッチを入れたところ、

   落雷の影響で基板上の部品が損傷していたため、

   復旧後の通電によりショートして焼損した。(徳島県)

  ・携帯発電機を屋内で使用していたため、

   排ガスにより一酸化炭素中毒に至り1名が死亡、

   1名が重体となる事故が発生した。(宮城県)

  ・ガス風呂釜を点火後、異臭がしたため確認すると、

   当該製品及び周辺を焼損する火災が発生していた。(埼玉県)

  ■地震発生時の火災対策

  ・家具は、できるだけ壁に固定する。

  ・暖房器具等は棚などから離して使用し、未使用時は電源プラグを抜く。

  ■強風や大雨の対策

  ・センサーライトなどの屋外に設置した照明付近に布製品を配置しない。

  ・製品内部が濡れた後、異臭や異音があれば使用を中止し、製造事業者に連絡する。

  ■落雷対策

  ・落雷による停電時は、停電の復旧前に分電盤の全てのブレーカーを切り、

   全ての機器などのスイッチを切り、プラグを持ってコンセントから抜く。

  ・洗濯機やエアコンなどは、アースを取り付けることで雷の被害を低減できる。

  ■非常用グッズの安全対策

  ・携帯発電機は、屋内での使用は厳禁。

   屋外でも、風通しの悪いところでは使用しない。

  ・長期保存により劣化している恐れがあるので、定期的に点検・更新する。

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【編集後記】

  ■カセットこんろを使う時は…

  ガスや電気が止まった時、貴重な戦力となるカセットこんろ。

  ただし、ガスこんろやIHクッキングヒーターの上に置いて

  使用してはいけません。

  なぜなら、ガスや電気の復旧後に、

  誤ってガスこんろやIHクッキングヒーターをONにしてしまい、

  上に置いていたカセットこんろ内のカセットボンベが加熱されて

  破裂する事故が発生しているからです。

 皆さん、秋の台風シーズンは既に始まっています。

  安全対策に不備はないか、普段の習慣に問題はないか、

  今のうちに見直しておきましょう。

  それでは次回をお楽しみに!!  (^0^)//~~

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