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【 皆さんのお子さんを家具の転倒から守るために 】

2018.10.14

こんにちは、皆さん。

消費者庁によると、タンスや棚などの家具やテレビが子供の体の上に倒れて、子どもが下敷きになる等の事故が発生しているとか。

医療機関ネットワークを通じて消費者庁に寄せられたデータによると、平成22年12月1日から平成29年8月31日までに41件発生しています。

そのうち78%が6歳以下の子供の事故です。

皆さん、地震が発生したわけでもないのに家具やテレビが倒れるなんて不思議だと思いませんか?

その理由を知るために、いくつかの事例を見てみましょう。

●事例1

 タンスの一番上にあるオモチャを取ろうとして、引き出しにぶら下がった。(1歳児)

●事例2

 引き出しを階段状にして遊んでいたところ、タンスとその上にあったテレビが倒れてきた。(4歳児)

●事例3

 タンスの引き出しを全部引き出したところ、引き出しの重みでタンスが倒れ、一番下の引き出しとフローリングに足が挟まった。(5歳児)

●事例4

 テレビ台に上って遊んでいたところ、テレビ(37インチ)ごと転倒し、腹部にテレビが刺さるような状態で床に転落した。(2歳児)

このような事故を防ぐため、消費者庁は

・家具やテレビは転倒防止グッズなどで固定して使用する

・家具の引き出しには鍵やストッパーなどを付ける

・家具の上に、玩具やリモコン等子どもの興味を引くものを置かない

などの対策を呼び掛けています。

皆さん、これらの対策は地震の際にも役立ちます。

とはいえ、新築したばかりの時期に壁や床に穴を開けることに抵抗を感じるかもしれません。

そんな時は、

・新居に作り付けの家具を採用する

・一定以上の高さがある家具はウォークインクローゼットへ

・土台も幅も奥行きもあり、重心が低い家具を選ぶ

など、ほかの方法で対策できないか検討してみましょう。

なお、テレビを壁に固定する以外の方法として、しっかりした低めのテレビ台のできるだけ後方にテレビを置き、テレビ台と家具を木ネジなどで固定する方法もあります。

皆さんのお子さんがまだ幼いなら、安全性には特に配慮しましょう。

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