「 エアコンの内部洗浄による事故や火災を防ぐために 」
■皆さん、こんにちは。
NITE(独立行政法人 製品評価技術機構)に通知された
製品事故情報によると、
2015年度から2019年度の5年間に
エアコンの事故は、合計263件発生しているそうです。
そのうち、火災が244件、死亡事故が6件(7名)です。
皆さん、NITEが今後特に心配しているエアコンの事故は、
誤った内部洗浄による火災です。
なぜなら、
エアコンに市販の清浄スプレーや消毒用アルコールを吹きかけると
火災や故障を招く恐れがあるからです。
新型コロナをきっかけに、除菌に敏感な方が増えています。
正しい手順を知らずにエアコンの内部洗浄をする方が増えると、
その分火災のリスクが高まりそうで、私も心配です。
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┃ 「 エアコンの内部洗浄による事故や火災を防ぐために 」
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■エアコンの内部洗浄による事故例(神戸市のホームページより)
・運転中のエアコンから「ポン」という異音と共に異臭がしたため
すぐにコンセントを抜いた。
洗浄は、スプレーにて自身で年2回程度実施。
・就寝中、運転中エアコンから異音がしたため目を覚まし、
その後異臭、炎が上がった。
洗浄は、業者が1年前に実施。
・自宅居室の使用していないエアコンから異音がし、白煙が上がった。
洗浄は、業者が実施。
■高度な専門知識と技術が不可欠
内部部品は繊細なので、機種に適した洗浄剤で丁寧に洗浄しなければなりません。
そのためには、高度な専門知識と技術が不可欠です。
ダイキンや日立などのエアコンメーカーも、
「お客様自身による内部洗浄は行わないでください」
と呼びかけています。
皆さん、まずは取り扱い説明書を再チェックし、
自分で掃除できる場所や方法を確認しておきましょう。
説明書が見当たらなくても大丈夫。
メーカーのホームページからダウンロードできます。
■どこに依頼すればいいのかわからない時は
まずは、そのエアコンの販売店やメーカーに問い合わせましょう。
その機種に対応できる業者を紹介してくれます。
また、「一般社団法人 日本エアコンクリーニング協会」や
「NPO法人 日本ハウスクリーニング協会」など、
所定の研修を終えた業者を紹介しているサイトもあります。
皆さん、エアコンには数多くの機種があります。
そのため、業者によっては対応できない場合があります。
なお、業者選びの際は、
・担当者のスキル
・保証期間の長さ
・損害賠償保険加入の有無
などについても確認しましょう。
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【編集後記】
■なぜ、損害賠償保険まで確認するの?
室内での作業ですから、壁や床を汚したり、
家具を傷つけたりする可能性はゼロではありません。
洗浄中に部品が破損する可能性もあります。
作業に立ち会う皆さんや家族がケガをすることもあり得ます。
そのため、一般的な業者は損害賠償保険に加入しています。
「失敗しないから大丈夫」
と豪語する未加入業者は、私なら即お断りします。^^;
それでは次回をお楽しみに!! (^0^)//~~
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