【 水害のリスクは、ある程度予想できます。 】
こんにちは、皆さん。
自然災害による被害が発生するたびに、
「そもそも、業者はリスクの高い場所を造成すべきではなかった」
「土地について勉強した人なら、その土地は選ばない」
など、様々な批判を耳にします。
同じように、
「業者に勧められるまま買うべきではなかった」
「もっと勉強しておけばよかった」
など、後悔の声も耳にします。
皆さん、時間雨量50mm以上の年間発生回数は、
1976年から10年間の平均は174回でした。
しかし、2007年から10年間の平均は232回です。
1.3倍増えています。
また、総雨量が1000mmを超える大雨も頻発しています。
そのため、大規模な水害や土砂災害が増えてきました。
ところで、日本では市街地より高いところを流れる川が多いため、
堤防の決壊や浸水による被害が大きくなりやすいという特徴があります。
西日本豪雨で被災した地域にも、そんな川がありましたね。
被災を免れたとホッとした後、一気に濁流が押し寄せ、
避難できずに取り残された方が大勢いらっしゃいました。
国交省は様々な治水対策を行っていますが、
『施設の能力には限界があり、
施設では防ぎきれない大洪水は必ず発生するもの』
と、水害に対する意識変革を促しています。
そして、氾濫が発生することを前提として、
社会全体で常に洪水に備える
『水防災意識社会』の再構築を図っています。
皆さん、土地選びをする時、
地震による被害を予測するのは難しいかもしれませんが、
水害による被害は、ある程度予測できます。
ならば、調べない手はありません。
そういえば、今年の6月から
国交省の『重ねるハザードマップ』で、
身近な河川でどれくらい浸水するか
スマホで簡単に確認できるようになりましたよね。
皆さんが気に入った土地が
河川の近くやため池の下流にあるなら、
水害のリスクは特に念入りに調べておきましょう。
「100年に一度」「今世紀最大」「想定外」
と表現される自然災害から家族と新居を守るため、
土地選びは大きなカギを握っています。
では、また。
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