「 見積書を見るときに気を付けたいこと 」
■皆さん、こんにちは。
受診者に医療費の『診療明細書』が発行されるようになって
10年が過ぎました。
日本労働組合総連合会の調査によると、
「受けた医療内容を知るのは当然の権利だ」
と考える人は多く、医療費の明細を知るための情報源や、
セカンドオピニオンを受ける際の説明などに活用されているとか。
そういえば、数年前に受診した時、明細書の内容が理解できず
会計窓口で尋ねたことがあります。
病院側の入力ミスで、すぐに訂正してもらえたのですが、
明細書がなければ疑問すら浮かばなかったことでしょう。
(「入力ミス?不正じゃなくて?」
と思う内容だったので、その病院とは疎遠になりましたが^^;)
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┃ 「 見積書を見るときに気を付けたいこと 」
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■「一式」より「詳細」で
例えば木工事(気を使う工事全般)の費用を算出するとき、
構造材・下地材・金物類などの材料費の他、
工程に必要な大工の技術力や作業時間を基に労務費を加算します。
材料の発注や大工の手配を行うため、
業者はその詳細を把握しています。
ですから、見積書に材料名や数量を記せるはずなのです。
ところが、「〇〇工事一式 〇万円」と記載し、
詳細な見積書を提示しない業者がいます。
これでは、もし瑕疵があっても施主は気づけません。
相見積もりをしたくても、比較しようがありません。
■比較表を作ってチェックする
見積書の書式は業者によって異なります。
そんな時に役立つのが比較表です。
それぞれの見積書を見ながら
「仮設工事 A社〇万円 B社〇万円 坪単価〇万円
基礎工事 A社〇万円 B社〇万円 坪単価〇万円」
と書き出すだけでも十分ですが、
坪単価が気になるなら、計算機片手に
「仮設工事 A社〇万円 B社〇万円 坪単価〇万円
基礎工事 A社〇万円 B社〇万円 坪単価〇万円」
と坪単価を書き出すのも良いでしょう。
設備機器や材料の名称・数量・単価の比較表を作れば、
より詳細な比較ができます。
■設計図書を見ながらチェックする
設計図書を見ながら見積書をチェックすると、
図面と見積書の食い違いを防ぐことができます。
ただし、じっくりチェックするには相応の時間が必要です。
次回打ち合わせまで十分な時間を確保しましょう。
よくわからない時は、第三者機関を利用すると良いでしょう。
■比較するのは金額だけではありません
あなたから告げた要望は同じでも、
それぞれの業者が提案する内容は異なることでしょう。
そのため、相見積もりでは金額だけを比較してはいけません。
それぞれの提案に対し、
・その費用を出す価値があるか
・見積もりに含まれていない別途費用の有無
・工程や工期、材料や性能
・支払い方法
(数回に分けて支払うため、その時期と割合)
なども比較しましょう。
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【編集後記】
■無料は当然?
打ち合わせの内容を基に見積書を作るには、時間と労力が必要です。
当然、人件費などのコストは発生します。
そのため、見積書を有料化している業者も増えていますが、
施主の中には
「無料で当然」
と考える方も少なくないようです。
とはいえ、そんな価値観も判断材料として活用できます。
意中の業者の見積書作成費用は、あなたの価値観と合いますか?
それでは次回をお楽しみに!! (^0^)//~~
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