ブログ

「 見積書を見るときに気を付けたいこと 」

2019.06.01

■皆さん、こんにちは。

受診者に医療費の『診療明細書』が発行されるようになって

10年が過ぎました。

日本労働組合総連合会の調査によると、

「受けた医療内容を知るのは当然の権利だ」

と考える人は多く、医療費の明細を知るための情報源や、

セカンドオピニオンを受ける際の説明などに活用されているとか。

そういえば、数年前に受診した時、明細書の内容が理解できず

会計窓口で尋ねたことがあります。

病院側の入力ミスで、すぐに訂正してもらえたのですが、

明細書がなければ疑問すら浮かばなかったことでしょう。

(「入力ミス?不正じゃなくて?」

と思う内容だったので、その病院とは疎遠になりましたが^^;)

+—–+—–+—–+—–+—–+—–+—–+—–+—–+—–+

     _    ⊂⌒⊃
  /  \
┏・__| ロロ|__・━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃                      
┃ 「 見積書を見るときに気を付けたいこと 」 
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 。・☆

■「一式」より「詳細」で

例えば木工事(気を使う工事全般)の費用を算出するとき、

構造材・下地材・金物類などの材料費の他、

工程に必要な大工の技術力や作業時間を基に労務費を加算します。

材料の発注や大工の手配を行うため、

業者はその詳細を把握しています。

ですから、見積書に材料名や数量を記せるはずなのです。

ところが、「〇〇工事一式 〇万円」と記載し、

詳細な見積書を提示しない業者がいます。

これでは、もし瑕疵があっても施主は気づけません。

相見積もりをしたくても、比較しようがありません。

■比較表を作ってチェックする

見積書の書式は業者によって異なります。

そんな時に役立つのが比較表です。

それぞれの見積書を見ながら

「仮設工事 A社〇万円 B社〇万円 坪単価〇万円

 基礎工事 A社〇万円 B社〇万円 坪単価〇万円」

と書き出すだけでも十分ですが、

坪単価が気になるなら、計算機片手に

「仮設工事 A社〇万円 B社〇万円 坪単価〇万円

 基礎工事 A社〇万円 B社〇万円 坪単価〇万円」

と坪単価を書き出すのも良いでしょう。

設備機器や材料の名称・数量・単価の比較表を作れば、

より詳細な比較ができます。

■設計図書を見ながらチェックする

設計図書を見ながら見積書をチェックすると、

図面と見積書の食い違いを防ぐことができます。

ただし、じっくりチェックするには相応の時間が必要です。

次回打ち合わせまで十分な時間を確保しましょう。

よくわからない時は、第三者機関を利用すると良いでしょう。

■比較するのは金額だけではありません

あなたから告げた要望は同じでも、

それぞれの業者が提案する内容は異なることでしょう。

そのため、相見積もりでは金額だけを比較してはいけません。

それぞれの提案に対し、

・その費用を出す価値があるか

・見積もりに含まれていない別途費用の有無

・工程や工期、材料や性能

・支払い方法

 (数回に分けて支払うため、その時期と割合)

なども比較しましょう。

+—-+—-+—-+—-+—-+—-+—-+—-+—-+—-+—-+—-

【編集後記】

■無料は当然?

打ち合わせの内容を基に見積書を作るには、時間と労力が必要です。

当然、人件費などのコストは発生します。

そのため、見積書を有料化している業者も増えていますが、

施主の中には

「無料で当然」

と考える方も少なくないようです。

とはいえ、そんな価値観も判断材料として活用できます。

意中の業者の見積書作成費用は、あなたの価値観と合いますか?

それでは次回をお楽しみに!!  (^0^)//~~

最新記事

  • カテゴリー

  • アーカイブ