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【 延長コードのリスクや寿命をご存知ですか? 】

2019.12.27

こんにちは、皆さん。

打ち合わせの際、どこでどんな家電を使うかを考え抜いて設置したはずのコンセント。

しかし、実際に新居での暮らしが始まると、使いにくかったり足りなかったりします。

そのため、室内のあちこちで延長コードを利用する人は多いものです。

ところで皆さん、それぞれの延長コードには『最大定格容量』が設定されていることをご存知ですか?

延長コードに『合計〇〇ワットまで』と表記されていますよね。

あれが最大定格容量です。

それを超えると、コードが熱くなったり故障や火災のリスクが高まります。

皆さん、電子レンジやエアコンなどの消費電力が大きい電気製品の取り扱い説明書には、延長コードの使用を禁じると明記されています。

その消費電力の大きさが、故障や火災のリスクを高めるからです。

なので、それらの製品は、必ず設置場所に合わせてコンセントを配置しなければなりません。

そのほかにも、例えば冬の洗面所で、「電気ストーブで足元を暖めながらヘアアイロンを使う」というシーンもあるとしましょう。

その場合、鏡の前に立った人が、それらを使いやすい場所にコンセントが必要です。

延長コードがあれば、コンセントの設置ミスを簡単にカバーできます。

しかし、コードにつまづいて負傷することもあります。

差しっぱなしが原因で、トラッキングが発生することもあります。

(トラッキングとは、プラグとコンセントの間にホコリや水分が付着し、発火する現象のことです)

ケガややけど、火災などのリスクを減らすためにも、コンセントの数や位置を決める際は、そこで生活する様子をイメージしながら慎重に計画したいですね。

ちなみに、延長コードの寿命は約5年といわれていますが、配線器具などを製造する企業が加盟する日本配線システム工業会は、

「長い間使っているとコードなどが劣化し、そこから火花が出るなどして火事の原因となるおそれもある」

として、3~5年に1回は交換するよう勧めています。

皆さんのお宅に、3年以上使っている延長コードはありませんか?

・使用時に本体やコードが熱くなる

・コードに傷や変色などがある

といった症状は出ていませんか?

新居だけでなく、今の住まいの火災のリスクも減らすため、手持ちの延長コードをチェックしてみましょう。

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