『風の流れを調べ、最適な風対策を考えてみましょう。』
こんにちは、皆さん。
間取りを考える時、皆さんは玄関の位置をどのように決めますか?
道路や駐車場の向きに合わせますか?
それとも、風水や家相を優先して決めますか?
皆さんには、上記以外にも、ぜひ配慮してほしいことがあります。
それは、「新築予定地域の風の流れ」です。
なぜなら、風当たりが強い場所に玄関を設けると、
・強風で煽られた玄関ドアが、柱や壁を傷つけることがある
・わずかでも隙間があると、隙間風がヒューヒューとうるさい
・ネジや金具が緩んでいると、強風のたびにドアが揺れてカタカタ音がする
・大雨時に強風が吹いた時、玄関に水が入り込むことがある
・玄関ポーチの傘立てやプランター等が、風で転倒することがある
などのリスクがあるからです。
では、どのようにしたら、風の流れを調べられるのでしょう。
最も簡単な方法は、気象庁のホームページでの検索です。
まずは、
「ホーム」
↓
「各種データ・資料」
↓
「過去の気象データ検索」
↓
「都府県・地方の選択」
↓
「地点の選択」
と進んでみましょう。
「年・月ごとの平均値を表示」では、月ごとの平均風速や最多風向きが分かります。
「年ごとの値を表示」では、その年の平均風速の他、
最大風速・最大瞬間風速と、その風向きが分かります。
これらのデータは、効率の良い風の通り道を検討する時にも役立ちます。
ぜひ、チェックしてみてください。
とはいえ、風当たりの強い場所のリスクは理解できても、
そこにしか玄関を配置できない場合があるかもしれません。
そんな時は、玄関ドアに強風対策を施しておきましょう。
ドアクローザーのストップ機能を調整すれば、ドアを任意の位置で止められます。
バックチェック機能を調整すれば、ドアが強風に煽られて一気に開くのを防げます。
皆さん、玄関前に壁やフェンスを設ければ、
強風対策だけでなく目隠し対策にも役立ちます。
ただし、壁なら風も視線も完全に遮断できますが、外の光を取り込めなくなります。
ですから、完全に遮断するより程よい加減に調整したい方は、
フェンスの方が良いでしょう。
ただし、玄関前に適度なスペースがない場合、
入居時の家具の搬入だけでなく、日々の暮らしでも不便を感じることがあります。
生活の様々なシーンを想定しながら、より良い強風対策を探しましょう。
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