『リスクに対応できる金利タイプを選びましょう。』
こんにちは、皆さん。
住宅金融支援機構の2022年10月調査によると、住宅ローンを利用した金利タイプは、
・変動型・・・・・・・69.9%
・固定期間選択型・・・20.1%
・全期間固定型・・・・10.0%
となっています。
変動型は、ほかの金利タイプより低金利であることや、今後も金利に大きな変動は無いだろうとの予測などが、変動型を選ぶ決め手になっているようです。
皆さん、変動型のリスクについて十分に理解できている方の割合は、
・適用金利や返済額の見直しルール・・・・・・・・・・・22.2%
・将来の金利上昇によって返済額がどれくらい増えるか・・16.8%
・金利タイプが異なる住宅ローンと比較した特徴・・・・・18.4%
・優遇金利の適用ルール(延滞が発生したら適用対象外になるなど)・・17.2%
・将来の金利上昇に伴う返済額増加への対応策・・・・・・17.8%
となっています。
一方、「理解しているか少し不安」「よく理解していない」「全く理解していない」と回答した方は、それぞれの項目で4割以上を占めています。
その理解不足が原因で
「金利が上がってきたので固定期間選択型に借り換えたが、その後金利が下がった」
「更新時に同じローンを希望したところ、金利が変わって返済額が大幅に増えた」
などの後悔をした方は少なくありません。
あなたは、住宅ローンを選ぶ時、お得と安心のどちらを重視しますか?
向き不向きの簡単な判断基準としては、リスクは引き受けるから最大限のお得が欲しい、という場合は変動型。
お得も安心も両方欲しいなら固定期間選択型。
計画的に返済するため安心を優先する、という場合は全期間固定型となります。
皆さん、お得を選ぶなら、リスクの対応策を準備しておかなければ、返済期間中は常に不安が付きまといます。
安心を選ぶなら、金融機関がリスクを引き受ける分だけ金利が高くなります。
とはいえ、一人で考えるのは大変ですから、金融機関の相談コーナーや住宅会社のセミナーなどのように、直接学ぶ機会があるなら、疑問点は積極的に尋ねて理解度を深めておきましょう。
皆さん、巷では
「変動金利一択だ!」
「いや、固定金利一択!」
と、さまざまな専門家が熱く語っていますが、利用者によって正解は異なります。
リスクに対応できない金利タイプには、十分注意しましょう。
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