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 【「勝手口をキッチンに設けねばならない」という決まりはありません】

2018.02.28

こんにちは、皆さん。
すっかり秋らしい陽気に・・・。
少しかうぃ乾いた風や高い空に秋を感じる時間が増えそうですね。

今日の話題は・・・。「勝手口はキッチン・・・。」です。

住宅に出入りするための開口部といえば、『玄関』と『勝手口』です。

玄関の位置や向きについては、外部からの視線や家相など、

さまざまな条件を視野に入れてじっくり考える方が多いものです。

それに比べて、勝手口の位置や向きは玄関ほど熟考されていません。

「勝手口はキッチンに面した壁に設けるもの」

というイメージが、あまりに強いことが原因でしょう。

しかし、勝手口はどこに設けても構わない開口部です。

むしろ、玄関だけで事足りるのであれば、わざわざ設ける必要はありません。

無い方が、防犯性や断熱性も高まりますしね。

では、もしキッチン以外の場所に設けるとしたらどうでしょうか。

皆さん、もし浴室の近くに勝手口があれば、

泥だらけで汚れた子どもが、室内を汚すことなく浴室にたどり着けます。

これなら、親子双方のストレスを減らせますね。

もし、ガーデニングなどの庭仕事が趣味なら、

庭に出入りしやすい場所に土間のある勝手口を設ければ、

出入りが簡単なのはもちろん、庭仕事に使う道具を置くこともできます。

勝手口のすぐ外に水道があれば、野菜や道具を洗うのも簡単です。

玄関のように、外部の視線を気にする必要もありません。

また、もし洗濯物の干し場近くに勝手口を設ければ、

掃き出し窓から外に出入りするより段差が少ないので、足腰の負担を減らせます。

玄関まで大回りして出入りする必要もないので、作業動線も短くなります。

勝手口の位置次第で、住まいの利便性は大きく変わります。

あなたも、ぜひ柔軟な発想で考えてみてください。

ところで、近所の一戸建ての勝手口を見てみると、

履物を外に置いているお宅が圧倒的に多いことに気づきます。

土間が無い勝手口だと、履物を置きたくても置けません。

とはいえ、外に置きっぱなしの履物は当然ながら汚れています。

綺麗好きな方には耐えられないことでしょう。

ということで、もし皆さんの新居に勝手口を設け、

そして勝手口の外に履物を置きたくないのなら、

土間を確保できないか検討してみましょう。

ある程度広い土間があれば、履物だけでなくゴミを仮置きすることもできます。

もし、自転車やベビーカーを置けるくらい広い土間を確保できるなら、

雨風や盗難を気にする必要の無い、安心できる物置としても利用できそうですね。

皆さん、玄関と勝手口の他に、もう一つのドアと部屋を設け、

そこを書斎兼秘密基地として使っている男性もいます。

あなたも、自由な発想を楽しんでくださいね。  

ちなみに我が家は、洗面所です。

では、また。

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