【「勝手口をキッチンに設けねばならない」という決まりはありません】
こんにちは、皆さん。
すっかり秋らしい陽気に・・・。
少しかうぃ乾いた風や高い空に秋を感じる時間が増えそうですね。
今日の話題は・・・。「勝手口はキッチン・・・。」です。
住宅に出入りするための開口部といえば、『玄関』と『勝手口』です。
玄関の位置や向きについては、外部からの視線や家相など、
さまざまな条件を視野に入れてじっくり考える方が多いものです。
それに比べて、勝手口の位置や向きは玄関ほど熟考されていません。
「勝手口はキッチンに面した壁に設けるもの」
というイメージが、あまりに強いことが原因でしょう。
しかし、勝手口はどこに設けても構わない開口部です。
むしろ、玄関だけで事足りるのであれば、わざわざ設ける必要はありません。
無い方が、防犯性や断熱性も高まりますしね。
では、もしキッチン以外の場所に設けるとしたらどうでしょうか。
皆さん、もし浴室の近くに勝手口があれば、
泥だらけで汚れた子どもが、室内を汚すことなく浴室にたどり着けます。
これなら、親子双方のストレスを減らせますね。
もし、ガーデニングなどの庭仕事が趣味なら、
庭に出入りしやすい場所に土間のある勝手口を設ければ、
出入りが簡単なのはもちろん、庭仕事に使う道具を置くこともできます。
勝手口のすぐ外に水道があれば、野菜や道具を洗うのも簡単です。
玄関のように、外部の視線を気にする必要もありません。
また、もし洗濯物の干し場近くに勝手口を設ければ、
掃き出し窓から外に出入りするより段差が少ないので、足腰の負担を減らせます。
玄関まで大回りして出入りする必要もないので、作業動線も短くなります。
勝手口の位置次第で、住まいの利便性は大きく変わります。
あなたも、ぜひ柔軟な発想で考えてみてください。
ところで、近所の一戸建ての勝手口を見てみると、
履物を外に置いているお宅が圧倒的に多いことに気づきます。
土間が無い勝手口だと、履物を置きたくても置けません。
とはいえ、外に置きっぱなしの履物は当然ながら汚れています。
綺麗好きな方には耐えられないことでしょう。
ということで、もし皆さんの新居に勝手口を設け、
そして勝手口の外に履物を置きたくないのなら、
土間を確保できないか検討してみましょう。
ある程度広い土間があれば、履物だけでなくゴミを仮置きすることもできます。
もし、自転車やベビーカーを置けるくらい広い土間を確保できるなら、
雨風や盗難を気にする必要の無い、安心できる物置としても利用できそうですね。
皆さん、玄関と勝手口の他に、もう一つのドアと部屋を設け、
そこを書斎兼秘密基地として使っている男性もいます。
あなたも、自由な発想を楽しんでくださいね。
ちなみに我が家は、洗面所です。
では、また。
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