「強風が多い地域に新築するなら、屋根の勾配にご用心。」
■皆さん、こんにちは。
家づくりへの関心が増すと、
視界に入る家を片っ端から観察してしまいませんか?
「広さはさっきの家の方が好きだけど、外観はこっちかな」
と新居での生活を想像しながら見比べるのって楽しいですよね。
ところで、周囲の家を観察する時に、
ぜひ見比べてほしいものがあります。
それは、『屋根の勾配(傾きの度合い)』です。
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┃ 「強風が多い地域に新築するなら、屋根の勾配にご用心。」
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■急勾配
勾配が6寸(約31度)を超える屋根のことです。
最大のメリットは、雨が流れやすいことです。
雨水の滞留時間が短いので、コケや雨漏りのリスクを減らせます。
屋根裏の空間が広いので、収納などに活用することもできます。
デザイン性も高まるので、個性を追求したい方にピッタリです。
デメリットは、屋根の面積が広くなることです。
広くなるほど初期費用もメンテナンス費用も増えます。
使える屋根材も制限されます。
また、風の影響を受けやすいので耐風性は弱まります。
■並勾配
3~5寸(約16.7~26.6度)の勾配の屋根です。
最も一般的な屋根なので対応できる業者も多く、万が一の際も安心です。
使える屋根材も豊富です。
ただし、どこにでもある勾配なので没個性的な外観になりがちです。
■緩勾配
3寸(約16.7度)以下の勾配の屋根です。
屋根の面積が減るので費用を抑えることができます。
風の影響も受けにくくなるので、その分耐風性は増します。
デメリットは、上記2種類より雨水の流れが悪くなることです。
コケや雨漏りのリスクも気になります。
■陸屋根(フラット屋根・平屋根)
勾配のない屋根のことです。
メリットは、屋上を庭やベランダのように活用できることです。
日当たりが良いので、ガーデニングや洗濯物干しにも適しています。
勾配が無い分、メンテナンスもしやすくなります。
一方、水はけが悪いので雨漏りや腐食には特に注意が必要です。
より優れた防水対策が欠かせないので、
業者の実績と実力を十分にチェックしましょう。
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【編集後記】
■台風や強風が多い地域なら
毎年のように、強風で屋根が破損するニュースを目にします。
すぐに補修できない場合、
応急処置として破損個所をブルーシートで覆いますよね。
あれは、足場が無くても対処できる屋根だからこそできることです。
急勾配の屋根は足場が欠かせません。
また、補修できる職人や使用できる材料も限られてしまいます。
皆さん、もし台風や強風が多い地域に新築するなら、
屋根の勾配は、特に慎重に検討しましょう。
それでは次回をお楽しみに!! (^0^)//~~
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