『要望を忠実に形にする業者も悪くは無いのですが、せっかくなら…。』
こんにちは、皆さん。
あるスタッフには、お気に入りの花屋さんがあるとか。
相手の性別、年代、好みの色、贈るシチュエーション等々、花屋の奥さんに問われるままに話すだけで、毎回素敵な花束に仕上げてくれるそうです。
そのスタッフは、他の花屋も利用したことがあります。
その時の対応は、いずれも
「予算は?どんな感じに仕上げますか?」
と、スタッフの要望を形にするだけだったそうです。
皆さん、確かに『お客様の要望を忠実に叶える』という店側の姿勢は悪くはないでしょう。
しかし、素人の要望を形にするだけの花屋より、その要望に専門家としての知識や技術を足して、相手の期待以上の花束に仕上げる花屋の方に、プロとしての魅力を感じませんか?
じつは、家づくりにおいても同じことが言えます。
家づくりについて熱心に学んだ方の中には、
「こんな家を建てたいんです」
と、パソコンで描いた間取りや資料等を用意している方がいます。
最初の段階でそれだけの準備をするのですから、家づくりに対する思いの強さは相当なものです。
しかし、そこにプロの経験やアイデアを足せば、
・使い勝手や快適性が増す
・無駄を省いてコストダウンができる
など、さらに満足度の高い家づくりが期待できます。
ただ、そのために、
・家族の性格や生活スタイル
・新居でどんな暮らしをしたいか
・絶対に譲れない条件は何か
など、沢山の質問を投げかけられることもあるでしょう。
答えたくない質問もあるかもしれません。
場合によっては、思わぬ提案をされることがあるかもしれません。
そんな時は、それがあなたの要望を理解し、より良いものにするための提案なのか、それとも、業者の家づくりを優先するためなの提案なのかを見極めましょう。
そして、より良いものにするためだと感じたら、積極的に耳を傾けてみましょう。
皆さん、勉強熱心なのは素晴らしいことですが、打ち合わせの前に完成させておく必要はありません。
イメージを伝えるための切り抜きを集めたり、新居に望むことを箇条書きにすれば大丈夫です。
それをもとにどんな提案ができるかは、業者の能力次第です。
要望を形にするだけの業者は、あなたの予想通りの提案をすることでしょう。
しかし、プロとしての能力を活かせる業者なら、さらに満足度の高い提案が期待できます。
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