【 照明は、居心地を良くも悪くもします。 】
こんにちは、皆さん。
精肉売り場であなたを魅了した鮮やかな色のお肉。
なのに、清算を終えて袋詰めしている時、
「あれ?さっきと色が違う?」
と不思議に思ったことはありませんか?
生鮮食品売り場の照明は、肉や野菜をより美しく見せるために波長を調整しています。
昔は照明にフィルターを付けていたので一目瞭然でしたが、今はフィルター無しでも食品の色を引き立てることができます。
知らないまま買い物をしている人は、少し損をした気分になるかもしれませんね。^^;
ところで皆さん、照明の色の違いを意識したことはありますか?
照明には「昼光色」「昼白色」「白色」「温白色」「電球色」といった種類があります。
少し青が混じった白色の「昼光色」は、昼間のような明るさをもたらします。
光が強さが脳を活性化させるので、勉強や仕事をする部屋に最適ですが、寝室などのリラックスしたい部屋には不向きです。
昼光色をメインの照明にして部屋全体を明るくすると、その光の強さがストレスを与えることがあります。
また、最も明るい色とはいえ、部屋の隅で本やパソコンを見るには明るさが足りません。
それが視力に影響を与える可能性もあります。
全体照明をほかの色にし、目を使う場所に間接照明として昼光色を取り入れるなど、部屋の使い方によって照明の併用も検討しましょう。
「昼白色」は、太陽光に近い自然な色合いの光です。
昼光色より明るさを抑え、優しい空間を演出したい時に適しています。
昼光色より明るさを抑え、癒し効果を期待するなら「電球色」。
ほかの照明より赤みがあり、その温かな雰囲気がリラックス効果をもたらします。
寝室やダイニングなど、穏やかな時間を過ごしたい場所に最適です。
部屋の隅々まで明るく照らすのも良いのですが、あえて明暗のある空間にすることで、より居心地が良いと感じることもあります。
とはいえ、自宅で照明の違いを体験するのは難しいですよね。
そんな時は、外出の際にさまざまな空間の照明を観察してみましょう。
光の強さ、色合い、照明の位置、その空間の利用目的など、知れば知るほど面白いですよ。
それでは来週をお楽しみに♪
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